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■□■UEKO・f★のCinemaCity

★小林弘利さんとのQ&A~~@

★映画に関するいろいろな疑問、質問を小林さんにお聞きしました~

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(Q) 今日は質問良いですか~~★
作品賞と監督賞はどちらが格が上でしょうか!

・・・あるメル友さんからの質問なのですが・・・

ueは作品賞だと思っています
監督賞は、作品=今までの実績も加味される

という風に解釈していますけれど・・・

ヨロシクお願いします。
忙しそうで悪いんですが・大目に見て下さいませ~

2003/03/26


(A) H・KOBAYASHI

★質問へのお答え。
監督賞は監督に贈られ、作品賞はプロデューサーに贈られます。つまり作品賞というのは最優秀プロデュース賞、ということです。その作品の企画段階から関わり、監督や脚本家を選び、役者を決め、宣伝の仕方に目を配り、という仕事に対するご褒美、というのが作品賞ということになります。

したがって、どちらが格が上か、ということになると、主演男優賞と助演男優賞はどちらが格が上か、というのと同じで、役割が違うのだし、どちらが欠けても作品は成り立たないのだから、上も下もない、というのが答え、ということになります。

2003/03/26


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(Q)おはようございます~~
「トリック劇場版」・・・何にも言えません!
(小林さんの観る映画ではないですよ~!笑)

ueも日記にはそれとなく感想書いたのですが・・・
思いとは反対に読む方は感じ取った人も・・・。

”面白くない”とはっきりいうのも悪いと思ったのですが表現は難しいですね~!
今日は気持ちの良い日になりそうです~~ue

2003/05/01(Thu) 10:16


(A) H・KOBAYASHI

>(小林さんの観る映画ではないですよ~!笑)

★お答え
どんなタイプの映画でも楽しめるスタンスの広さは自負しているのですが、それは「映画ならば」ということです。あれは「劇場版」ではあるのかもしれませんが「映画版」ではなかった、ということでしょう。

つまらない、と口にするのは悪いことじゃありませんよ。何を面白いと思い、何をつまらないと思ったか。それを知ることがつまりは「自分はどういう人なのか」を知ることにつながるのだし。
ただケナしまくる、というのは心を狭くするだけのような気がしますけれど。

2003/05/03(Sat) 01:11

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(かきこより~)
Re:Re:★映画の色と模様~LOOKより~(5/13) H・KOBAYASHIさん

kiromeruさん
>そのもの青き衣をまといて、金色の野に降り立つべし・・・


★お答え
この映画の場合でも、赤は命を現しています。じつは命をはぐくむ森だったと明かされることになる腐海の、その生命力そのものの化身となってオームは赤い目を輝かせて暴走するわけです。

遠く地平線の向こうからオームの赤い目が進軍してくる場面は、まさに「森が動いた」という表現なわけですね。そんなオームの暴走に対し、ナウシカは自分の命のすべてをかけて(赤い衣を身にまとって)、オームの群れへと飛び込んで行きます。

そしてナウシカの衣は青い色に変わる。この場合の青は「死」ではなく「悲しみ」の青です。ナウシカは森の悲しみと一体化することにより、自分自身を森の化身と重ねてゆくわけです。

宮崎監督の作品も「森」は常に癒しの場として描かれていますね。「もののけ姫」は、「人はかつて森の神を殺した」という字幕からはじまり、腐海同様、森が人間の文明(製鉄、という象徴で描かれる)に対して反撃してくる、という様子が描かれます。ue殿のご指摘の通り、『二つの塔』でも同じように「森の反撃」が描かれていましたよね。

長々とすみませんでした。ちなみに映画における色の使い方というのは監督だけのセンスではなく、撮影監督や美術スタッフ、衣装デザイナーなどがそれぞれに、その場面にふさわしい表現は何かと考えながらひとつひとつ選択しています。

彼らは当然、プロになるまでの間に西洋美術史を学んできた人々です。だからこそ、「色の意味」「模様の意味」にこだわるわけです。
(5月13日15時45分)  

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H15・5・26

(Q)おはよう~~*
  (馴れ馴れしくてすみません~!)
    昨日はかきこサンキュでした!

チョット質問いいですか?

ハリウッドの演技派女優と言ったら~
どんな女優さんたちでしょうか?

昨日の日記にニコール・キッドマンらを書いたのですが
自信がありません~ウフ(*^_^*)

よろしくお願いします.ue

2003/05/26(Mon) 09:29


(A) / H・KOBAYASHI

★日記、拝見しましたよ。
ue殿のリストに付け加えるなら以下の感じでしょうか。

演技派といってもいろいろですが……とりあえず、いわずもがなのメリル・ストリープ、映画人に人気が高いのはジュリアン・ムーア、この役は印象づけたいと言うときに起用されるのはキャシー・ベイツやケイト・ブランシェットにスーザン・サランドン、

母親役ならダイアン・レイン、お婆ちゃんならジュディー・デンチ、一昔前に人気があったのはサリー・フィールドやダイアン・キートンといった所。

キュート系……若いお兄ちゃんたちを劇場に来させたいときはジェニファー・ラブ・ヒューイットやサラ・ミシェル・ゲラー、

女性客にも好感を持ってもらいたいときはリーズ・ウィザースプーンやナタリー・ポートマン、ミステリアスな役の時はペネロペ・クルスやクリスティーナ・リッチ、

働く女性ならメグ・ライアンやミシェル・ファイファー、

年取ってもキュートな人ということならゴールディー・ホーンなんて人もいますね。

少女の危うさを描くときはリリー・ソビエンスキーや『トラフィック』で女子高生役を演じていたあの女優さん(名前を覚えてない……)もよく起用されてますね。

おっとり系……お婆さんならオリンピア・デュカキス、

中年女性ならダイアン・ウィースト、リタ・ウィルソン(トム・ハンクス夫人)、

若い女性ならクレア・デーンズなんて感じでしょうか。

と書いてきて、パッと名前が出てこないことに驚いた。昔はポンポン名前を覚えられたんだけどな……。

2003/05/26(Mon) 11:39


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ueko・f★

おはよう~~@
やっと「めぐりあう時間たち」観てきました~
最初はちょっと眠くて~ついうとうとと
あーモッタイナイ!
ジュリアン・ムーアの演技が良かったですネ~
「ことの終わり」でも感じたのですが。

女優さんはみんな瞳がステキなんだな~~と
つくづく感じました~

>毎日が「洞窟探検」
★小林さん!~ウフ(*^_^*)

2003/06/03(Tue) 05:26


Re: H・KOBAYASHI

うちの妻さんは『めぐりあう時間たち』にリピーター割引(二度目に見る人は割り引きます、という奴ね)があるということは、つまり映画の最初の方に「重要な伏線」があるに違いない! と思ったそうで、最初っから目をこらし続けていたんだそうです。

そうして、エド・ハリスの来ているガウンが、ジュリアン・ムーアのベッドカバーと同じもの(つまり思い出の品)だとわかったのだそうです。
ほかにもいろいろと「これに気づいたか」「あれの意味がわかったか」と自慢げに問いかけてくるのでした。
たじたじの、ワタクシでした。

2003/06/03(Tue) 08:18

Re: ueko・f★

さすがに奥さま~~
ueはお腹がいっぱいでついついウトウト~~トホホ情けない!でも昨日また友人と話してて気がついたことがありました3人がみな繋がっていたんですね~
バージニア・ウルフ(ニコール)はジュリアンのお腹にいた女の子
だったのね~~~という話で盛り上がった!
二回目1000円、また観たら感想が違ってくるかもですね
やはり~脚本スゴイですね!

息子君!がんばったんですね~
近所の学校も運動会で賑やかでした~好き!

2003/06/04(Wed) 05:41

Re: H・KOBAYASHI

>バージニア・ウルフ(ニコール)はジュリアンのお腹にいた女の子だったのね~~~という話で盛り上がった!

正確にはバージニア・ウルフの家に遊びに来ていた彼女の姪っ子がジュリアン・ムーアで、その息子がのちにニューヨークで詩人として暮らしている、というつながりになっています。
エド・ハリスの役をずっと画家だと勘違いしてLOOKの原稿を書いていたワタクシも

>トホホ情けない!

な気分ですが、勘違いもまた感想のひとつ、ということで自分を慰めております。

2003/06/04(Wed) 10:40

Re: ueko・f★
お、おはよう~~~
>正確にはバージニア・ウルフの家に遊びに来ていた彼女の姪っ子がジュリアン・ムーアで、その息子がのちにニューヨークで詩人として暮らしている、

★サンキュ~です。
なんてややこしい物語!!
やっぱりもう一度観てきます!

原作を読んでればよかったのね!
「めぐりあう時間たち」タイトルがステキ~
トホホな小林さんも楽しい!←スイマセン@

2003/06/05(Thu) 10:01


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6月23日の日記 / ueko・f★


こんばんは~~スゴイお話ですね~嬉しいな!

>自分の中にも宇宙があり、たくさんの星が誕生と消滅を繰り返している。

★人間も小さな宇宙と考えていいんでしょうか~~!!
マトリックスよりも凄いものが生まれそうですね!
「火の鳥」ってTVアニメで見たことがありますけど
内容は覚えていなくて・・・
今度楽しみです!! 

2003/06/24(Tue) 18:45

Re: 6月23日の日記 / H・KOBAYASHI

>人間も小さな宇宙と考えていいんでしょうか~~!!

じっさいに細胞を形作っている要素をどんどん細分化して行くと、素粒子に行き当たり、素粒子を形作っている物を細分化して行くとーーというふうに極限までミクロの世界を探求して行くと、そこには無限の地平が広がっているわけです。反対にどんどん拡大して行くと、やはりそこにも無限があるわけです。

ということは人間という体もまた無限の広がりをその体内に持っている、ひとつの宇宙と言うことになりますね。となると、ue殿やワタクシはそれぞれの宇宙を司る「神」ということになりませんか?

 たとえば人間は体内に何億もの微生物を寄生させていますよね。舌とか皮膚を拡大すると、そこに無数の微生物がうごめいているのが見えてきます。

そういう微生物たちにとって、そこはあなたや私の体だという認識はたぶんないでしょう。単に居心地のいい世界だけど、たまに災害も起こる(あなたが皮膚をポリポリと掻いたりすれば、それは微生物たちにとっては大天変地異かも知れない)。

そーゆーわけで、人間の体はひとつひとつ宇宙であり、人間というのはひとりひとり、それぞれの宇宙の神である、とも言えるわけです。

>マトリックスよりも凄いものが生まれそうですね!

とても素晴らしい世界で暮らしている、と思っていたら、それは宇宙生物が作り出した幻想の世界だった、という話もこの『未来編』の中のひとつのエピソードになっています。

宇宙生物を進化したコンピュータというふうに置き換えると、それってまさに『マトリックス』だって思いません?

No.716 - 2003/06/24(Tue) 23:35

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>映画を観る人の余裕のこころに悪は根づかないと思えてきました

物語というのは、「もしこうしたら」とさまざまなシュミレーションを僕たちに変わってしてくれているんですね。

そういう原因を作ったら、どんな結果が生まれるか。
さまざまな物語が、さまざまなヴァリエーションでその過程を見せてくれています。それをどう受け止めるのか。それはこちら側の問題。

映画の中で家族を殺された男が復讐する、というのはたくさんありますが、最終的にその男は「空しさ」しか手に入れられない、と語ることが多いようです。
そういう物語を見て、どう感じるのか。人それぞれでしょうが、少なくともぼくは「スカッとした」ってことはないですね。

2003/07/11(Fri) 13:09


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>夕べチャップリンの「キッド」観ました
>すごく楽しめました~~~ハハハ、オソイよね!!

映画を観るのに、早いも遅いもないですよ。その人生の中で、いつ、どういうふうに出会うかで、印象がまるで違うし、そういう出会いのひとつひとつをちゃんと受け止められれば、それでいいのだと思います。

たとえばぼくは小学校時代に『旅情』を観たけれど、ぜんぜん面白くなかった。つまんない話と思った。けれど、30を過ぎてから見直してみたら、これがとんでもなく素晴らしい台詞を満載した、とても楽しい映画だったのでした。中でもお気に入りの台詞は 「肩の力を抜いてごらん。風景が違って見えるから」。

というように、早く観ればいいってもんじゃないです。『キッド』はいいよね。あの作品は現代でも子役と大人が絡む作品では、いろいろ引用されていたりします。

2003/07/14(Mon) 08:50


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7月13日の日記2 / ueko・f★

こんにちは~~*
いつもサンキュです。
小林さんを独り占め~~なんて感じで申し訳ないわね~~シネマシティふぁんの皆さん!!ハハh

>映画を観るのに、早いも遅いもないですよ。
★ありがとう~~ウフ(^_-)-☆
そうですね~言われてみれば・・・
「ソラリス」のLOOK楽しみです。

お化けの話・・・ueも信じません!!
自分の心の中にある無意識層の部分の表れかな~?
と思っていますがどうなのでしょうか?

2003/07/16(Wed) 16:48

Re: 7月13日の日記2 / H・KOBAYASHI

>自分の心の中にある無意識層の部分の表れかな~? と思っていますがどうなのでしょうか?

たぶんに罪悪感、恐怖感が「見た!」「襲われた!」ということの源流にはあるのでしょうね。
ドリーム・カム・トゥルー、信じれば夢は叶う。
というのは実際その通りですが、同時に
信じれば悪夢も現実になる。
というのもまた実際その通りだと思います。
「前々からこうなると思ってたんだよね~」
なんて言葉、よく耳にするし。

- 2003/07/17(Thu) 08:41


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ueko
>質問がありまして~良いですか!?
>「映画の制作費の中に俳優さんの出演料も含まれているんでしょうか~~?」


★ お答え。
含まれます。
けれど、俳優さんが制作費からは一銭たりとも貰わないけれど、興業収益から何パーセントかちょうだいね、という契約をする場合もあります。

そういう場合は制作費にその人のぶんの出演料は含まれません。
また主演俳優の出演料を除いた、実質制作費はいくら、という言い方をする場合もあります。

たぶんこの質問は「踊る」の制作費が10億円、というue殿の日記に対して「ハリウッド映画の出演料にも及ばないんですね」というようなレスがあったから、なのでしょうが、

「踊る」の制作費が10億円というのは日本映画としては「かなりの大作」ということになります。あの映画の場合、宣伝費はフジテレビ持ちで、制作費に入っていないだろうと思われるからです。

ふつうの日本映画は出演料込みの実質制作費が3億円、宣伝費を入れて5億円、という感じです。その予算もどんどん縮んでいって、宣伝費込みで一億五千万円とか、何から何までひっくるめて七千万円、いや申し訳ないけど三千万なんです、なんて映画もゴロゴロしています。

ハリウッドとは雲泥の差ですね。
けれどハリウッドは世界中で配給され、世界中から収入がありますが、日本映画はほとんどが日本国内だけからしか収益は得られないわけで、この格差は致し方ないと思います。

ハリウッドの場合、1億ドルかけても最初の一週間で1億ドル稼ぎ出し、その後はどんどん利益を重ねて、最終的には世界配収6億ドルなんてこともあり得る世界ですから、大博打も打てるわけです。

日本でこの真似が出来るのはジブリだけですが、ジブリの場合、映画作りにかかる三年近い期間、ジブリ社員や拘束しているアニメーターたち数百人のお給料も制作費に含まれるので膨大な額に及び、どんなに稼いでも、利益はそんなでもない、という話を聞いた事があります。(これは本当か嘘かぼくは知りませんが)

2003/08/19(Tue) 01:57






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